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唐草の微睡み
第4章 甘い沐浴
「花凛…!!!」

龍星は花凛を後ろから、強く抱き締めた。

「花凛…ありがとう…ありがとう…」

龍星の目から涙がこぼれ落ちた。


龍星は花凛の身体をまた反転させて向かい合い、花凛の目をまっすぐ見つめながら、

「もう一度聞く…」

「俺の后になってくれ…」

「…はい」

「花凛っ…」

龍星は花凛を強く抱き締めた。


花凛も龍星の首に腕を回して、ぎゅっと力を込めた。

(もう迷いも戸惑いも消えた。この人の太陽になって…いや…この国の太陽になって、私が好きな人たち皆の笑顔を照らしたいっ!)


「…花凛…愛している…」

龍星の熱いキスが降ってくる。

唇に、頬に、耳に、首筋に…

「…んっ…」

花凛の小さな喘ぎが合図とばかり、龍星の手が花凛の胸を包み込む。

「っあ…」

「もう乳首が立っている。気持ち良かったんだな?」

悪戯っ子の顔をして、龍星が聞いてくる。

「…ち…ちがっ…」

花凛は思わず赤面してしまう。

「そうか…じゃ、こういうことをしても大丈夫ってことか?」

花凛の乳首をぴんっと弾く。

「…っあああ!…いやっ!」

「嫌じゃ無いだろう。花凛、良い感度だね。さっきの男どもに、また腹が立ってきた。
俺の前に花凛の身体に触れやがって!花凛…。
これから、さっきのことなんて忘れてしまうぐらい、俺が狂わせてやる。」

「…えっ??!」

言い終わった瞬間に龍星の指は花凛の茂みの中に入ってきて、割れ目をなぞりはじめた。

「りゅ…龍星…やめてっ!!」

「やめないよ。さっき洗ったばっかりなのに、こんなに濡らして。」


「ち、違う…!これは水っ!!」

「ふーん。水なんだ。」
ニヤリと龍星が笑う。

「じゃ、ここから出よう。そしたらどっちかわかるよね。」

龍星はまたニヤリと笑い、花凛を抱き抱えて湖から上がり、湖畔の美しい緑の上に寝かせた。


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