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唐草の微睡み
第6章 後宮入り
「おい、花凛。なんで閉めるんだよ!」
龍星が部屋に入ってくる。


「ちょっと!入ってこないでよ!」
花凛は恥ずかしさのあまり、布団の中に潜り込む。

「おい。出てこいよ。」
龍星は寝台の縁に座って、花凛の布団を捲ろうとした。

「や…やめてよっ!龍星のバカ!」
恥ずかしすぎて穴があったら入りたい。
(しかも、さっきの香明との会話聞かれたよね?ほんと最悪!)

「バカって言うなよ!バカって!!」

そんなやり取りをしていると、花凛の食事を準備して香明が部屋に帰ってきた。

「まぁ!龍星様!」

「やぁ、香明。花凛は元気そうだね。」

「花凛様?」
部屋を見渡すと、花凛の布団がこんもりと盛り上がっている。

「花凛様?!何をしているんですか?!龍星様がいらっしゃってるというのに!!出ていらしてください!」

「……」

「花凛様!出てこないと、香明が布団を剥ぎ取りますよ!」

「ぷっ!あっはっはっはっはっ!香明はいつまでたっても怖いね。」
龍星が腹をかかえて笑い出した。

「花凛の食事?香明、俺もお腹空いたなぁ。ここで食べたいから、俺のも用意してよ。」

「龍星様?!」
思いがけない展開に、目をぱちくりととする香明。

「ね。お願いするよ。」

「あっ。はい。かしこまりました。」
龍星に促されるようにして、香明は部屋を後にした。

「さて、花凛。いい加減にそこから出てこいよ。」

「いや!」

「駄々っ子だな。よし、香明もいなくなったことだし、このまま寝台の上にいるなら、昨日の続きをするか。」
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