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唐草の微睡み
第7章 甘い果実
こんこんと泉が湧き出すように、花凛の茂みの奥からは、粘度の高い液体が溢れかえっていた。

「綺麗だな。」
龍星は呟くと、中央の割れ目をすぅっとなぞった。

「…ひぁ!」
花凛の身体が大きく跳ねる。

少し間を置いてまたなぞる。
「…んっ!!」

また、少し間を置いてなぞる…。
「…っんあっ!」

花凛の身体は何度も跳ねた。
もどかしい刺激に身体の奥からの疼きをどうすることも出来なくて、花凛は龍星をじっと見つめることしか出来ない。

「ふふっ。なんだその目は。もっと欲しいのか?」
龍星が意地悪そうに笑う。

「ち…違うっ!」

「欲しいんだろ。素直になれよ。」
耳元で龍星が囁く。
身体の芯がじゅわっと熱くなる。

花凛の身体の奥に指が1本挿入させる。

くちゅ…くちゅくちゅ…

少し動かすだけで、指に中で絡み付いてくる。

「あっ!ん…っ!!」

「花凛。ライチ好きだろ?」

「え?」
聞き返した時には龍星は皮を剥いたライチを、花凛の身体の奥に押し込んでいた。

「龍星???何したの?まさか、ライチ??ぁっ!いやっ!取ってよっっ!!」

「嫌だ。俺ここから食うんだ。」

「食べるって?どういう…っあ!!」
驚きの余り身体を起こそうとした花凛を押さえ付けて、龍星は花凛の甘い蜜をたたえるその部分に吸い付いていった。


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