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ヒトガタ
第2章 記憶喪失の幽体
地面が揺れてる…?
いやそんなことはないはず。
地震なら地面から唸るような…そんな感じだ。
わたしは何年か前の大地震を経験した。
断片的ながら少しずつ思い出してきた。
あ…外から鳥のさえずりが聞こえる…
心地良い…鳥の鳴き声なんてじっくりと聞いたこともなかったなぁ。
今はこんなに心が踊らされる。
窓から差す日差しも気持ちいい。
頭の中が空っぽになったみたい。
幽体のようにそのままどこかに飛んで行ってしまいたい。
鳥のように。
あのおかしな薬のせい。
また夜になったらあの人たちはやってくる…
毎日のように、わたしの身体で肉欲を満たしに
とりあえず、わたしは彼らのことがまったく分からない
彼らの知識は皆無に等しい
まずはそれから収集しよう…今日から
太陽が西に差し掛かり夕陽が差し込む頃に
わたしはだんだんと胸がキュッと締め付けられる
彼らがやってくるから
足音が徐々に近づいてくるに従って身の毛がよだつ思い。
…ッん!…ッん!…ッ!
乗っかかる男が息遣いと声を発している。
わたしは、もう無表情のまま受けていた。
何だよ、コイツ。何にも言わないじゃん。
人形かよ。笑
男が動くたびに、わたしは前後に揺れ動いていた。
わたしが置かれた汚いテーブルがギシギシと鳴っている。
男はわたしの足首を掴むとまた動く。
おおッ…!
ちょうど良い肉付きと締め付けがたまらないな。
今日分かったことは、ここが道路からそんなに離れていないこと。
これだけでも良い情報を得ることができた。
逃げて道路まで行けばうまく行けば誰かが通る。
男は乳房を左右から鷲掴みして、ぐんにゅ…ぐんにゅ…と揉む。
やわらけぇ…!しかもデカい!良いじゃん良いじゃん。
わたしは男の顔を見つめて黙っていた。
バカ顔してる。そんなに女の乳房が珍しいのかな?
なかば強引とも思えるくらい揉んでいたが、もう痛さは感じない。
コイツ…何見てんだよ。
バシッ!バシッ!
往復ビンタが飛んできて、わたしは顔を背けた。
おい。中に出すなよ。掃除するの面倒くさいからよ。
何だよ。ホースで流せばいいだろ?
床が水浸しになるじゃねえか。
大家がうるさいんだよ。近くに住んでるから。
…大家さんが近くに住んでるのか。よし良い情報だね。
舌は口に入れない方がいいぜ。
この間、噛みつきやがったからな。
ピンポーン♪
おい、誰か来やがった。
あ、おまわりみたいだ
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