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誰も知らない君の顔
第6章 恍惚
ブランド物だろう、スカートの中に入れられていた肌触りのいいブラウスを抜き上げ、触り心地のいい肌に指を這わせる。吸いついて来るこの感覚がたまらない。

「ひ、平沢さんっ」

「名前で呼んでって言っただろ」

胸元のボタンを外し、露わになった白いレースのブラジャー。背中のホックを外し、

「ふっんん!」

下から持ち上げてみた。

「柔らけー!」

「と、冬吾さんっ!」

「結のおっぱい見たいから、自分でボタン外して?」

「だ、だめっ」

だめ、だって。可愛いぃ~。

「結の恥ずかしい画像」

「っ!」

「ほら早く見せて」

これってある意味脅迫だよな・・・。
持ち上げられたままの手を外そうとしていた彼女の手から一瞬力が抜けると、脅しの元になっているあの画像なんかの為に、自らブラウスのボタンを外し始めた。
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