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優しい風
第5章 求める 心
朝の光の中 昨夜の余韻を思い出しながら和哉の腕に抱かれ目覚めた
和哉を起こさない様 起き上がり
Tシャツを被り 朝の食事を用意を始め
コーヒーを入れていると 和哉が目覚め起き上がって来た
入れたばかりのコーヒーを渡すと
「有難う」 テーブルで飲み始め
トーストとベーコンエッグ サラダを添えて 二人で食べ始めた
和哉が美味しそうに食べるのを 見ながら
コーヒーを口に運ぶ
「何処か 出かける?」 和哉に尋ねられ 首を振り
「何時ごろ お帰りに成るんです?」 聞いてしまった
部屋に尋ねて来てくれるように成って 二か月目だった
和哉が帰って
一人に成った時の 寂しさからかもしれない
和哉には帰る家が有る
・・判って居る・・
・・判って居た・・
・・・・でも・・・・・
和哉は何も言わず 見つめて紗那を抱きしめていた
・・・御免なさい・・・
和哉の腕の中で 小さく呟いていた