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優しい風
第2章 恋の始まり・・・
初夏の日差しに 季節が変わり 一つの仕事が終わり

「週末 バーベキュウしません?」 

「川口 お前飲み会は 熱心だな」

「課長は 嫌いですか?」

「嫌いじゃ無い 皆 行くか」

週末に課のメンバーと総務部経理部も参加して 30名程が河原に集まった


「課長 お子さん連れて来たんですか?」

「たまには 子供サービス」

「お幾つです?」

「碧 幾つ?」  和哉は碧に目を合わせ聞いて行く

「三歳? 偉い!」 碧が指を覚束ない仕草で三本立てた

「課長 お子さん見てますから どうぞ」

「飯田さん 有難う 少し食べて来るね」
川べりで遊んでいた 碧が疲れて 紗那の腕に抱かれ眠り始めていた

「飯田さん 有難う 飯田さんは 食べたの?」

「食べましたよ お腹いっぱい 子供好きだから でも寝ちゃいましたけど」
高島が 子供を受け取ろうとするのを

「良いです もう少し寝せてあげてください」 
膝の上で碧はすやすやと寝ていた

「可愛いですね・・・」

「可愛いよ 仕事で余り構って上げられないから こんな時しか出来ないからね」

「私も 子供欲しいな」 

「飯田さんの 子供なら 可愛い子が生まれるね」

「そうですね その前に彼氏作らないと 課長彼氏に成って呉れます」

「・・・・・・・・」
手が差し伸べられ 子供を抱き上げ高島は自分の車に 
子供を連れ去って行った

(言っちゃった・・・・)
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