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アナストロフィ
第1章 憂鬱
主人はわたしが筒がなく主婦してると思い込んでる。
しかし、実際は少しだけ違う。
今日の相手はスーツで来ていた。
こんにちは♪
ええ…とお名前は聞かないという規則でしたね。
そうよ。どこに連れてって下さるの?
昼間ですからねぇ…
まさかその辺の安いチェーン店とか言わないでよね。
こっちも主婦業のストレス発散に来てるので。
分かりました。
しかし、この時間だとなぁ。
最後までOKなんですか?
あなた次第ね。
さ、行きましょ!
志帆は腕組みをして歩き出した。
それにしても、あなた仕事は?
営業の仕事ですよ。
時間あるので…
ま、詮索はしないわ。
適当な社員さんね。
あなたの会社の先が思いやられるわ。
い、いいじゃないっすか。
お小遣いあげるんだし。
ありがとう!早くしましょ!
あ、しましょってヤルって意味じゃないわよ。
勘違いしないでよね。
分かってますよ笑
夕方までに帰らないと
ただでさえ昼間あんなの見せつけられて…
あんなモノって?なんです?
こ、こっちの話しよッ
あなたが知らなくていいの。
あなたの方こそ、仕事はいいのかしら?
気晴らしも必要ってことです。
何だか僕たち気が合いそうですね。
バカッ!
《それもそうね…あの人よりもわたしらしい。今が》
あなたって不思議な人ね。
ま、今は楽しみましょ。
お供します〜
はぁ…デートクラブというより本当にデートしてる気分。
…そのあとは食事して、もちろん帰りましたよ。
わたしはそんなに軽い女じゃありません。
主人は帰宅したときに食事ができてないと機嫌が悪くなるので。
こっちだって、具合悪いときはあります。
それでも気遣いすらありません。
それだけ仕事に熱心になってるのはありがたいことです。
ありがたいですけど…もういいわ。疲れた
家庭を優先するか仕事を優先するかって話しです。
彼は仕事をとったんです。
彼の言い分は仕事あっての家庭。
わたしの言い分は家庭あっての仕事。
優先順位が違うだけです。
これだけでも価値観の違いに値する。
こんなことを家で終日考えてるだけでもイラつく。
イライラ…イライラ…もう!
またテーブルで電卓と睨み合いながら赤か黒か頭を悩ます。
こんなことがいつまで続くのか…
そんなことを考えるだけで、また溜め息が出てくる。
だからわたしの唯一の楽しみはデートクラブなんです。
せめて発散したい!そう思います。
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