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僕たちの大切な人
第3章 愛の手
その日から休みの日になると私は一馬君のお家まで行って、一馬君と遊ぶようになっていた。
「一馬君!鶯公園知ってる?」
「知らないー」
「まさ君とよく行ってたんだけど、すっごく楽しいよー!行こう?」
「うんっ」
一馬君と一緒に久しぶりに鶯の森公園に行く事になった。
他の公園より広くて遊具も充実しているこの公園を一馬君も気に入ってくれた。
二人で遊んでいると鶯公園のお兄さんがやってきた。
「あ!お兄さんだぁ!」
私は嬉しくなってお兄さんに抱きついた。
「杏ちゃん…しばらく来なかったね?」
「まさ君サッカークラブ入っちゃったから遊べないんだもんー…あ!でも、今度一馬君と来れるよ!」
「…あ…こ、こんにちわぁ…」
「一馬君かぁ…こんにちわ」
まさ君と遊んでた時のように私たちはお兄さんに遊んでもらった。