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僕たちの大切な人
第3章 愛の手
そんな一馬君が言った事気にもしないで、また休みの日一馬君と公園に行く。
いつも通りブランコに乗ると、いつもお兄さんが押してくれるところに一馬君が来た。
「ん?一馬君、そっちのブランコ乗ってきなよ?」
「今日は杏ちゃんの事僕が押すの!」
あれぇ?なんだか一馬君いつもと違う?
「一馬君小さくて危ないからさ…ほら、こっち乗ろうね?」
お兄さんが一馬君の腕を掴んだ。
「いっ…僕ブランコ乗らなくていいもん!」
あ、今きっとお兄さん強く掴んじゃったんだ!
私は急いでブランコを降りた。
「お兄さん!そんなに強く掴んだら一馬君痛いんだから!」
「……ごめんごめん、強かったかぁ…気を付けるよ」
「気を付けてよね!一馬君、ブランコじゃないので遊ぼう?」
「うん…」
「二人ともお兄さんの事置いて行かないでくれよ?杏ちゃん、うんていはどうかな?」
「うん!うんていするー!」
お兄さんにそう言われて、長いうんていのところに行った。
そこで私はいつものように遊び始めた。
「杏ちゃん…お兄さんがちゃんと持っててあげるから最後までいけるかな?」
「行けるよー!」
あ、そうだ…。ここいつもお兄さんがお尻のところ持ってくれるけど、お兄さんが持つとおぱんつ脱げそうになるから嫌だったんだぁ…
「お兄さん持たなくていいのー!一人で出来るもん」
「ダメだよー?杏ちゃんの可愛いお手てマメだらけになっちゃうよ?」
「んー…」
ぶら下がるとお兄さんが私のお尻を持つ。
今まで何も思わなかったけどお兄さんにお尻持たれるのなんか嫌だなぁ…