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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!


「それでは、希望の委員会がある人は配った紙に書いてください」


委員会かぁ…私は迷わず図書委員に○を付けた。

うちの学校の図書室ほとんど誰も来なくて放課後の当番の時一人であの静かな空間で過ごせるという理由で毎回図書委員を希望した。

当番の時放課後に残らなければいけないという理由で図書委員は人気がないので、毎回希望が通っていた。

「図書委員…女子は三宅美空(ミヤケ ミク)さんで決定。男子は…希望者いないのか?男子体育委員立候補が2人か。そこジャンケンしなさい」

別に誰でも…どうせ当番の時残るの私だけだし。

すると、体育委員立候補の一人は何と理人君…

「今回は体育祭あるんだ…負けられねぇ!」

理人君…すごい気合い。
そんなに体育委員やりたいんだ…可愛い…。

ジャンケンをすると、理人君が勝った。

そうだよね。私と理人君は関われない運命だよ。

「よっしゃあぁ!」

「篠山おめでとう。図書委員な」

「ハ!?先生何言ってるんですか!?勝ったんですけど!」

「ジャンケンしろと言っただけだ。誰も勝った方が体育委員とは言ってないだろ」

「う……ああー…図書委員かぁ……」



……理人君と…同じ委員…?



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