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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!


図書委員の当番をするのは好きだけど…さっき注意してきた委員会でずっと喋ってる図書室の先生が好きじゃない…

口うるさいし、委員会とは関係ないつまらない話をずっとしていてもう当番の順番等必要事項の話し合いは終わったんだから集まり解散してもらいたい。

今回は隣に理人君がいるということが唯一の救いだ。

これ…お昼休み終わるまで話し続ける気だ…。

すると、理人君がまた近くに来ていて机の上に広げてある私のメモ用紙に何か描き始めた。

…何だろう?

描き終えたようで満足げに私を見た。

メモ用紙を見ると、あの先生の顔の絵で妙に似ていて思わず吹き出しそうになってしまった。

グッとそれを堪える。

理人君は私がわかっていないと思ったのか、その絵の上に↑を書いて“アイツ”と書き込む。

わかってるよ!余計に面白くて…

「プッ…ククッ…」

「…ん?そこの2年4組二人!またお前達か!真面目に聞いてるのか!?」

ヤバッ…

私は口を抑えた。

「先生、もう昼休み終わりますよ?先生も次の授業の準備もあるんじゃないっすか?」

「……ふんッ!お前達委員会中にふざけてた罰として放課後1ヶ月当番だ!解散!」

先生はそう言って出て行った。

「理人!グッジョブ!」

「あいつの話長過ぎー」

他の人達もあの先生の話にはウンザリしていたようだった。

「三宅!ごめん!当番俺がやるから!」

「エ!?いいよ!気にしないで?私、放課後の当番結構好きだから…」

あれ……さっきまでの緊張がなくなってる…?

理人君ってやんちゃな面もあって面白いんだなぁ。
さっきのメモ用紙大事に取っておこう。

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