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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
「あぁ!こ、これ…本棚戻すの忘れてた!戻してくる!」
理人君は照れを隠すようにして立ち上がって本を戻しに行った。
その時窓の外をふと見ると、カップルが手をつないで校門に向かって歩いているのが見えた。
………え?
一馬君と………理人君の彼女さん?
「三宅ー?この本のジャンルなんだろう?」
「あ…あ…それこっち!こっちだよ!」
私は理人君に窓の外を見せないように窓から離れた所に理人君誘導した。
…さ、三角関係?浮気?
どういう事なの?
理人君…あんなに彼女さんの事想ってるのにこんなのって……。