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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
その日の放課後当番ではいつも話してくれる理人君はだんまり…。
怒ってるよね…
「……篠山君……勘違いしてごめんなさい…」
「…」
「…わ…へぁ?」
すると、突然黙ってまた私の前髪をピンで留めた。
「…いいよ…っつーか!俺、彼女いないから!中身ガキだから未だに出来たこともないんだよなぁ…」
「うそ…今までいたことないの?」
「ないよ!モテた事ないし…」
イケメンがモテないって本当なのかな…
腐女子向け投稿サイトでは毎日モテ期なのに…一馬君の方が一般向けはするのかな?
ビックリ…
「……三宅は?彼氏いんの?」
「私!?」
「俺言ったんだから教えろよ」
「いないよ!…友達だってほとんどいないのに」
「大袈裟な…」
「本当だよ…」
「俺とか…友達じゃないの?」
「え…」
「友達だと思ってんの俺だけかよ」
「……いいの?私…理人君の友達で…」
「当たり前だろ!毎日こんなに楽しく一緒に当番してんのに!」
嬉しかった。
理人君…私の事友達だと思ってくれてたんだぁ…。