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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!



「静かにしないといけない図書室で、図書委員が静かにしないとはどういう事だ?」


ヤバ…図書の先生来ちゃったよ…

静かにしないとって私たち以外誰もいないの分かってるくせに、何か注意したくて仕方ないみたい。

普段放課後に図書室は委員に任せて帰っちゃうくせにたまにこうして、やってくる。

早く帰らないかなぁ…

「三宅さん。そこの電球交換やりますよ」

「……はい…」

先生が来るときに限ってどこかの電球が切れていて、前からよく電球交換をやらされる。

立ち上がると、理人君に止められる。

「俺がやるよ」

「三宅さんに頼んでいるんですよ?篠山君はそこの本棚の本をあいうえお順に正しておいてください」

「篠山君、私、電球交換何回もしてるから…」

先生は脚立を立てた。

「これが新しい電球ですよ…脚立は先生がしっかり支えてますから」

めんどくさいなぁ…そんな大した事じゃないのに…この先生はめんどくさい事が好きなんだ。

脚立に乗ろうとした時だ。

「おい。学校の電球交換って電球一個でも生徒が替える事ないよな?生徒が電球の熱で火傷とかしたらどうすんの?」

理人君は低いトーンでそう言った。

「ここは昨日から切れているから大丈夫なんですよ!」

「じゃあ、なんで今まで放っておいた?昼間のうちに先生が替える時間いくらでもあっただろ」

「何なんですか!もう先生が取り替えるからいいです!二人とも帰りなさい!」




先生はなんとなく動揺していた。

急にどうしたんだろう?


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