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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
よくわからないけど…なんだかいつもより早く帰る事が出来た。
「…当番いいのかな?」
「いつも誰も来ないしいいんじゃね?」
「先生も急にどうしたんだろう?」
「…よく電球交換させられるって言ってたけど、何かされた事ない?」
「え?何か?ウーン…?特にないけど、先生脚立押さえるの下手だからいつも落ちそうになっちゃうくらいなかなぁ?あ、でも!いつも先生が支えてくれるから大丈夫なんだけどね」
「支えるってどうやって?」
「腰とか足持っててくれたりとか」
「大丈夫じゃねぇよ!セクハラ目的だろ!三宅、鈍感過ぎ!少しは危機感持てよ」
「セクハラ!?そ、そんな!私、セクハラされるようなキャラじゃないから!」
むしろ、理人君の方が痴女にあったりしないか心配なんですけど…
「セクハラされないキャラってどんなキャラだよ?普通に女らしいし、結構可愛い………あー…もうとにかく!これからはもっと気をつけろよ」
今…私の事可愛いって言った!?
幻聴?
あ…社交辞令だよね…私にまで気を遣ってくれるなんて…
「三宅…当番早く終わったし、どこか寄ってから帰らねぇ?」
「どこか…?」
私は状況がわかってなくてポカンとしていた。
「無理だったらいいんだけど、うちあんまり早く帰ると杏と一馬が家でいちゃついてるから時間潰したいんだよな」
「あの二人すごく仲良いもんね…私は…だ、大丈夫だよ?」
………理人君とデート……嘘でしょ!!
図書委員になって本当に良かったぁぁ!
私達は駅前のゲームセンターに行くことにした。