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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!

「オォ!!ここのゲーセンにこのゲーム入ったんだ!!コレすっげぇ面白いんだよ!!」

理人君は目を輝かせて向かった先にあったのは、有名なゾンビゲームだった。

これ……私、全作やった…。まさか理人君も好きだったなんて…

「って…ごめん!女子が好きなゲームじゃないよな…そっちの音ゲーやろう」

「ううん!私これ好きだよ…やろう?」

「いやいや!俺に合わせてくれなくて大丈夫だから!」

「本当だってばー…早くやろ?」

このゲームは結構ハマっていたゲームなので、見るとやりたくて仕方なくなる。

お金を入れて開始。




ん?ンンン!?…やりやすい!

理人君とは息ピッタリでゲームセンターでは行ったことのないステージまで行ってしまった。

「三宅すげぇ!俺、ここまで来たの初めてなんだけど!」

「私も!あ、始まるよ!」

なんと、ラスボスまで行ってしまった。
ラスボスはさすがに強くてもう少しの所で、理人君がゲームオーバーになってしまう。

「あー!やられた!でも、行けそうだ!頑張れ!」

「えっ!一人だと無理かも!弾こめるの間に合わないもん!」

「そこの操作は俺がやるから三宅は打ち続けて!」

なんと理人君が私の後ろから私を抱き締めるようにして一緒に銃の形をしたコントローラーを掴んだ。

こんなの………集中出来るわけないよぉ!

「ホラ!三宅!ここ打って!」

「こ、こ、ここ!?」

ドーンッ

ゲームクリア……した…。

「よっしゃあぁ!」

このゲームのラスボスまで行くなんてかなり珍しいらしく、私達がラスボスを倒すといつの間にか集まっていたギャラリーに拍手までされてしまう。

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