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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
理人君が、本当に家にやってきた。
うちの親は共働きなので、家に二人っきりだ。
二人きりだと言っても理人君の目的はゲームなので特に何のロマンスも生まれない。
現実はこうだよね…
「うわー…すごい良いところだけど、そろそろ帰らないとなぁ…やらせでくれてありがとな!」
「ううん!えっと………私結構暇してるからまた続きとかやりに来ていいよ?」
「マジで!よっしゃあぁ!じゃあ、セーブデータ作らせてもらおう」
本当…理人君って純粋だなぁ。
この純粋過ぎるのが彼女いない原因?
好きなことになると夢中になっちゃうからなぁ。
このゲームのおかげで図書委員の1ヶ月当番が終わってからも理人君と一緒にいることが出来た。
ゲームクリアしちゃったらまた前と同じ生活に戻っちゃうよね。
理人君…夢を見せてくれてありがとう。