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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
ゲームのストーリーが終わり、裏ステージに差し掛かった辺りで二年生の一番イベントの修学旅行があった。
友達がいないと、このイベントもたいして楽しいわけではなかった。
基本くじで決まった班行動で話した事のない班の子達は私とは事務的な事以外話さないし、みんなそれぞれ仲よ良い他の班の子達と行動し始める。
ずっと一人だと、最初にもう少し頑張って友達作りに励めばよかったなぁと後悔した。
しかし、うちのクラスの女の子達は少し面倒な事があって二組の派閥が出来ていて仲良くなるにはどちらかの派閥に入らなければいけない。
どちらかの派閥に入るともう片方の派閥の人とは仲良くしてはいけないとか妙なルールがあってちょっとついていけなかった。
この修学旅行でも、お風呂の時間はその派閥ごとに順番に入るみたいでどちらにも属していない私が入る時間がない…。
みんな派閥に属してない人の事なんてどうでもいいんだよね。
修学旅行一日目の深夜に大浴場を覗くと…なんと、お風呂は24時間やっているみたいで入る事が出来た。
良かったぁ…これでお風呂の問題はなくなった。
あとは観光に集中して修学旅行を乗り切ろう。