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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!


「ごめッ……」


理人君は急いで、脱衣場に戻ろうとしたけど何を思ったのかすぐに扉を閉めた。

「マズい…あいつら入ってくる……来て!」

な、なにが起きてるのか全くわからない…

理人君に後ろから押される。

「…そのまま露天風呂まで進んで…俺壁になるから」

「は、はい…」

「理人!外寒いのに露天風呂直行!?普通中で温まってからだろー」

「そ、外に出たい気分なんだよ!」

気付かれちゃったらどうしよ……

なんとか後から入って来た男子達に気付かれずに露天風呂まで出ることが出来た。

露天風呂は中から見えるので死角の所まで理人君に連れて行かれる。

「ちょ…美空!どういうことだよ?何で……」

「それは私も聞きたいよぉ…私は入浴時間に入りそこなっちゃって…」

「俺達は…まだ風呂やってたからノリでもう一回入ろうってなって…っつーか!こっち男子風呂だろ!」

「嘘だよ!そんなわけ…」

「今日から浴室男女入れ替わるって外に書いてあっただろ」

「………そんなの見てない」

「と、とにかく……あいつらが露天風呂来たらまずいな…」

……私達こんな小さいタオル一枚ずつしか持ってない…ほとんど裸……ま、理人君の裸がこんな近くにあるなんて……
もうなんか色々頭の中グルグルしてるけど…

さ、寒い…湯冷めしてきた…っていうか理人君なんてお風呂入ってないんだからもっと寒いはず!

「……さすがに寒いな…湯船まで移動…出来ない…あいつら外見てる………美空ごめん…」

すると、理人君は私を抱き寄せた。

ま…ま…理人君の裸がぁぁぁ!!

ハッ!理人君…震えてる!

「ま、理人君…私のせいで…ごめんね…」

「いや……結構美空暖かいな…それに柔らかくて気持ちいい…あ……ごめん…」

理人君は私から下半身を離した。
下半身を隠すタオルが盛り上がってる…

わ、私に発情してくれてる!?



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