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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
「まぁ、いいや!どこの部屋行く?」
「5班は?」
「いいねぇ!でも、5班って便所飯いるな」
私はその言葉に反応してしまった。
5班は私の部屋だ。
便所飯……私の事…トイレでお昼過ごしてるのバレてる?男子にまで…
「ん?便所飯って?」
「さぁ?」
「はぁ?理人と一馬もっとクラスメートに関心持てよ!三宅の事だよ!いつも、昼休み便所に籠もってんの」
やだ…理人君の前で言わないで…。
それに、みんなにバレてたなんて…
「でもさぁ…便所飯って顔は結構可愛いよな?」
「そのまま精液便所にしてやろうなんてな!」
すると、理人君は私の握っている手に力がこもった。
「人の事………冗談でもそんな呼び方すんのやめろ…笑えねぇよ」
理人君…怒ってくれてる…。
どうしよ…泣きそうだよ…
「あー…あのさ、理人と三宅さん図書委員で一緒になってから仲良くしてるからさ…仲良くしてる子の事そんな風に言われたら嫌だろ?もうこの話やめよう」
一馬君がすかさずフォローに入った。
「そうだったんだ…理人、ごめんな?」
「わりぃ…」
「……いいよ…俺…少し一人になりたいから先上がって。俺も後で部屋戻るから」
男子達は黙って湯船から上がって行った。