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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!


「……美空。みんな出て行った…あいつら脱衣所出たら俺も出るから…のぼせてないか?」

「ん…のぼせてない…」

「……嫌な思いさせてごめんな」

「ううん…理人君は何も悪くないよ…怒ってくれてありがとね」

無理矢理笑顔を作ると理人君は握っていた手を引っ張って私を抱き締めた。

「ま、理人君!?」

「……なんだよ…昼休みいつもいないから、てっきり違うクラスの友達のところでも行ってんのかと思った…誘っても良かったのかよ…」

「そ、そんな…理人君…お昼休み色んな友達と過ごしてるのに…」

「ずっと誘いたかったんだよ!美空と一緒にいんのすげぇ楽しいから…委員の当番1ヶ月終わってからどうすれば一緒にいれるか考えてた…ゲームだって普通のステージ本当はもっと早くクリア出来たけど、無理矢理引き伸ばしてたし…それに…」

「……ありがとう…そんな事言ってもらえるの初めて…嬉しい…」

「……これから昼休み、誰かと約束ある時以外俺が予約入れたからな!」

「うんッ…本当にありがとう…」

理人君…大好き…。

いつか…断られてもいいから…

ちゃんと好きって気持ち伝えよう。





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