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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
修学旅行が終わってから最初のお昼休み。
「美空!美空!俺との予定忘れてないよな?」
「へ………う、うん///」
「んじゃあ、教室出ようか…トイレ以外な?また美空が便所飯とか言われんの嫌だしさ」
どうしたら、理人君みたいに真っ直ぐな子に育つんだろう…?
お姉さんも可愛くて良い人だもんなぁ…
「そうだ…理人君、前髪ピンでとめてもらってもいい?」
二人の時じゃないと頼めないし、理人君がとめた方が良いと言ってくれるので頼んでみる事にした。
「………今?」
「うん?」
「今はやだ」
「え…?」
あれ…?こ、断られた…いつもニコニコしながらいいよって言ってくれるのに。。
「…ごめん。いいよ」
どうかしたのかな?
理人君は前髪をとめてくれたけど、お昼休みが終わるくらいになると前髪のピンを外されてしまった。
「せっかく上げたのにピン取っちゃうの?」
「ピンは昼休みとゲームの時限定」
「?」
そう言っていたずらっこの様に笑った。
何か企んでる?わけでもなさそうだけど…