この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
歩き始めると、理人君が私の荷物をグイッと引っ張った。
「な、なに!?変な物持って来てないよ!?」
「ちげぇよ!鞄2つも持ってるから…1つ持つ」
「えー!いいよ…私が一つにまとめきれなかっただけだもん」
「…じゃあさ、一回荷物から手離して?」
「?」
理人君が掴む荷物をよくわからないままパッと離すと普通に取られてしまった。
よく考えたらわかるのに何であっさり騙されたんだろ!?
「これで…空いた手で俺の手持って?」
「へ///手…?」
「早く」
手…繋いじゃったぁ!
手を繋いで歩くなんて初めてだ。
理人君を見るとしてやったりという顔をして笑った。
してやられたのに…嬉しいよぉ!