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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
何コレ…?
その箱を取ると、それは……コンドーム!?
ま、理人君買ったんだ!
思わずドキドキしてしまったけど、気になる事が…
箱は開いていて、中身が減っている形跡がある。
箱には12個入りと書いてあるのに中身は残り5個…7個どうしたんだろう…
考えたくないけど…まさか…ううん!理人君に限ってそんな事ない!
理人君の事疑うなんて…私最低だよ…。
すると、玄関の方から理人君達が戻って来た音がして急いで箱を元の場所に戻してベッドから降りた。
「みーちゃん!いらっしゃーい♪」
「おじゃましてますっ」
「帰る途中でちょうどかず君と会ったのー!先にゲームしてよ!?」
杏さんは理人君のゲーム機に電源を入れて、私にコントローラーを貸してくれた。
「こら杏!買って来たもんしまえよ!お前が大量にアイス買ったのに人にやらせんな!」
「ゲーム始めちゃったから無理でーす!」
杏さんは嬉しそうにそう叫んだ。
それを見て私は気付いた。
普段杏さんはさりげなくすごく気を遣う人で、理人君以外の人に我が儘なんて言わないけど、理人君にはきっと甘えたいんだ!
杏さんも理人君の事本当に大好きなんだろうなぁ!
少しして、理人君と一馬君が部屋にやって来る。