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僕たちの大切な人
第4章 君に発情警報!
付き合う前に他の女の子とエッチしてても、それは仕方ないけど…前のあの一生懸命な理人君が誰かに奪われてしまってのかと思うと悲しくなってしまった。
「ふクッ…」
「………美空?…な、何泣いてんだよ!?」
「ごめ…ッ…」
「わりぃ!また強かったか!?ああぁ!それとも、強引に進め過ぎた!?ごめんって!美空が嫌だったら止めるし!」
必死な理人君は前の一生懸命な理人君に戻ったようなような気がした。
抱き締めてくれて頭をポンポンと撫でられる。
「……もうしないから…安心しろよ」
「違……エックッ…理人君に触られるのが…ふぇェッ…嫌だったんじゃないの…」
「ん?……じゃあ、どうした?」
「………エッチの練習……ヒックッ…したのぉ?」
「……………いや…練習っつーか!……前の時…段取りもめちゃめちゃで…上手く出来なかった上に最後失敗して……俺がリードしないといけないのに悔しかったんだよ!」
「………誰かとエッチしたの?」
「それはない!絶対ないから!」
「ふううッ…コンドーム…減ってたぁッ…」
「は!?もしかしてコレか!?」
理人君はベッドの隙間からあの箱を取り出した。
「……ん…」
「うわ!見られた…とか…格好悪すぎる…」
「ヒグッ…たくさん減ってたもん…」
「ちょ!マジで!たくさん減ってたとかやめて!」
「?」
「……ゴム着ける時スムーズに着けられなかったら格好わりぃじゃん……着ける練習に手間取ったんだよッ///……あーー!一馬に色々聞いたり、ネットで調べたりして今度は完璧にして格好つけてやろうと思ったのに……格好つかねぇ……」
「……わぁぁ///ごめ…ごめんね!」
「いいよ………急に手慣れてるっぽくなってて不安だったんだよな?下準備に手間取ってずっと手も出せなかったし……」
「そんなに頑張ってくれてたんだ…」
「格好わりぃからそれ言うなって」
「ううん!格好悪くないよ!理人君、いつでもすごく格好良いもん」
「…///……もうやめねぇ…泣いても止めてやんねぇからな///」
理人君は一生懸命な理人君のままだったんだ…
少しでも変な勘違いしたことを申し訳なく思ってしまう…。