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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆


なに!?
どうなってるの!?

「先生ー!俺の席ここにしたからー」

「成瀬君…そ、その状態で授業受けるのはちょっと…」

先生は成瀬結翔君の方をチラッと見て助けを求めていた。


「…虎之助!クラスメートに迷惑掛けるな!」

「ふーん。結翔君、優等生だなぁ…でもさ桜の事ムリヤリ学校入学させたり、同じクラスの隣の席にしたりさ…人のこと言えるのかなー?」

「く……」

「虎之助様ぁ…えっと…そんな体勢だと学業に集中出来ませんよぉ…」

「ふん。仕方ねぇな…と、でも言うと思ったか!俺の気分でこうして授業受けるかどうか決める!」

「ちょっと!あ、あたしの意見も尊重してください!」


ってか先生も諦めてこの状況放置してホームルーム進めてるし…見捨てられた。。

ギュッと抱きしめられてこんな状況なのにドキドキしてる…私どうかしてるよ。。
あーもう…なんでぇ…


「うわ…すげぇ抱き心地最高。今日持って帰ろう」


耳元でそう言われる。


「なッ!?もー…やめてください」

「俺の専属のメイドになれよ」

「なりません!」


…なんで私なの!?


「……なんだよ…釣れねーな」

「こんな横暴なの嫌です」

「若葉はこれから俺の事好きになるからよろしくな」

「なりません!ってかなんであたしの名前知ってるの?」

「クラスメートの名前くらいもう全員覚えた。名前覚えるのは礼儀だろ?」

私だって未だにフルネームで名前覚えてない子もいるのに情報取り入れるの早いなぁ。

「……若葉おっぱいどのくらいあんの?」

「はい!?」

「あ、触ればわかるから教えてくれなくていいからな!」

すると、突然胸を揉まれる。

「ヒャッ!ちょっ!」 

離そうとするけど全然適わない。

「んー……おかしいな…わかんねぇけど」

すると、耳打ちされる。

「…若葉のおっぱい触ったらたっちゃった」

「!?」

うぅ…お、お尻に何か当たってる…

もうやだよぉ…
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