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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆


しかし向かい合わせなので顔も近いし、跨がる感じなので脚も開かなくちゃいけなくてすごく恥ずかしい…


「最初から素直にこうすればいいんだ」

「…こんなの消毒もしにくいし全然良くないもん」

「こんなに近いのに?俺はすげぇ良いけど?」

「だから嫌なの///」


あうぅ…顔近いよ…。これで顔もかなりのイケメンだから本当に厄介…


「…若葉、もうさっきのカッターやらないから俺の事虎ちゃんって呼んでよ」

「話が違うでしょ!授業中ちゃんと起きてたらって言ったの忘れたの?さっき寝たじゃん」

「じゃあ、またさっきのやるからな」

「何でそんなワガママ言うの!?」

「若葉に呼んでもらいたいから…若葉ぁ…呼んでよー」


そう言ってギュッと抱き締められる。


今度は甘え攻撃…


「……もう……虎ちゃん!はい!これでもうしちゃだめだよ?」

「わかった…もうしない」


そう言って嬉しそうに笑った。

そんなに嬉しいんだ…って甘え攻撃に負けてしまうなんて。。

でも身体は大きいのに小さい子みたいにワガママを言って駄々をこねる彼は虎ちゃんでピッタリかもしれない。

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