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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆


夜に迎えに来てくれるといっていたけどなんだか少し早い時間にやってきた。
予定時間より早くて迎えに来てくれた人もなんだか申しわけなさそうだった。


「本当に、申し訳ございません」

「かまいませんよ!支度出来ていたので…若葉!しっかり仲良くしてくるんだぞ」

「はいはい。行ってきます」


高級な車に乗って社長宅に向かう。

お父さんの会社結構大きくて子会社もたくさんあるような会社だから社長なんていったらスッゴいお金持ちなんだろうなぁ…そんな家の御子息なんて想像出来ないなぁ。

案の定すごい豪邸…車を降りると執事みたいな人にエスコートされる。
こんなお姫様みたいな対応初めてされてすごく緊張した。

こんな所の御子息ってどんな人だろう…?
お札で汗拭くのかな?


「若葉様。こちらでございます」

「あ、ありがとうございます…」


家の中に入るとすごく広くて豪華なエントランス…

「若葉様!申し訳ございませんが、少しお急ぎください!」

入った瞬間に奥から慌てた様子のお手伝いさんが走ってきた。

「え?」

急ぐって…どうして?時間あんまり取れないのかな?

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