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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆
虎ちゃんの身体熱い…
虎ちゃんの体重が私にのしかかる…?
「虎ちゃん……?」
「……目が回る」
「へ!?虎ちゃん!それのぼせてる!いつから入ってたの!?だ、誰かー!来てください!」
呼ぶと近くにいたお手伝いさんが駆け込んできて、虎ちゃんはバスルームから運ばれた。
私の着替えも用意されていて、着替えると虎ちゃんのお部屋に案内された。
またすごい豪華なお部屋…
お手伝いさん達は虎ちゃんがのぼせて大騒ぎだ。
「うー…若葉はまだ来ないのか?」
「あ、虎之助様!若葉様ですよ!」
「……若葉こっち来い」
「長い時間お風呂入ってたらのぼせるに決まってるでしょ!」
「若葉が来るのが遅いのが悪いんだ!お前が俺を冷やせ!」
氷水の入った袋をお手伝いと交代してもってあげる。
「オイ!若葉と二人きりにしろ!」
そう言ってお手伝いさん達を追い出した。
追い出すと、虎ちゃんは私に抱き付く。
「…虎ちゃん?」
「若葉と一緒に風呂入りたかった」
「今、入ったでしょ?」
「…入ったうちに入らねぇよ!」
「あたしが来る前にメイドさんと色んな事してたくせに」
「若葉が来るまでの暇つぶしだ……なぁ?すげぇ熱いからさ…氷食わしてくんない?」
「え?」
「そのコップに氷入ってるだろ?」
水分補給に使ったコップに氷が残っていて私はコップを取って虎ちゃんに渡した。
「…若葉氷食って?」
「どうしてあたしが?虎ちゃんが食べるんでしょ?」
「早く」
??
口に氷を含むと同時に唇が重なる。
「んッ……んふッ…」
虎ちゃんの舌が入ってきて私の口の中の氷を奪っていく。
「ふわぁッ……虎ちゃんヒドいよ……あたし…キス初めてなのに…」
「奇遇だな?俺も初めてだ」
「へ!?嘘!?あ…パンツ…駄目!」
虎ちゃんがキスするの初めてなんてどうでも良いはずなのになんで動揺しちゃったんだろ!
「なんでパンツ履いてんだよ邪魔」
「脱がしたら駄目だってば!んー!」
脱がされそうになるパンツを必死で引っ張る。