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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆
お夕食が終わった後も、虎ちゃんは手を引いてくれてエスコートしてくれる。
少しお姫様になった気分…。
「夕食口に合ったか?」
「うんッ…すっごくおいしかった!」
「うまそうに食ってたよな」
「虎ちゃん、お父さんに虎助って呼ばれてるんだね!あたしもそうやって呼ぼうかな」
「やめろ!お前はその呼び方でいいんだよ!」
なんだか浮かれて何も考えずに虎ちゃんの部屋の前まで来てしまった。
私も相当な馬鹿でした。。
「あ…えっと……あたし、どこに行けば良いのかな?」
「は?ここまで来て何言ってんだ?俺の部屋に泊まるに決まってるだろ」
「客間とか用意してくれないの!?」
「ゲストルームは腐るほどあるけど、若葉は俺の部屋だ!」
「うー…二人になると虎ちゃんエッチなことしてくるから嫌」
「ふっ…若葉が可愛い事しなけりゃ襲わねぇよ」
「絶対だよ!?約束してね!?」
虎ちゃんの言うこと信用して良いのかな…。
でも、虎ちゃんがこう言う限り私はここに泊まるしかないし…