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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆


虎ちゃんは丁寧に磨いてくれた。洗面所で口を濯ぎ終わるのを隣で待っている。

「若葉の歯綺麗になったか確かめてやるよ」

「ふえ?いいよ!ちゃんと磨いてくれたから大丈夫……ンッ…」

油断してた…虎ちゃんにキスをされる。

深いキスで口の中を刺激される。

……どうしよ…口の中気持ち良い…


「んはッ……」

「…俺の添い寝すんのに服いらねぇだろ」

「……ぁッ…はうぅ…」

服を脱がすコツでもあるのか私はあっという間に裸になってしまって、胸を隠しているとお姫様抱っこをされる。

そしてベッドまで連れて行かれてベッドの中で虎ちゃんの腕の中におさまる。


「……あー…若葉の事持って帰りたいと思ってたけどマジで持って帰って来れるなんてな」

「……虎ちゃん…あたしのどこが気に入ったの?」

「顔!」

「即答…あたしそんな可愛くないのに…」

「可愛いよ…俺の好みド真ん中」


虎ちゃんは私をギュッと抱き締めた。


「若葉の親がうちの会社の社員じゃなかったらこんな早く引き込めなかったよ…すげぇツイてる」

「あたしはツイてないよ!」

「本当…釣れねぇな。なぁ。若葉、彼氏とかいんの?」

「え!?今更それ聞くんだ……いないけど…好きな人いるよ」

「俺?」

「違う!なんでそう思えるのか不思議!」

「まぁすぐに若葉の好きな奴俺に交代するけどな」

「…すごい自信」

「既にそいつより俺の方が若葉と恋人っぽい事してるのは確かだな!」

「虎ちゃんが勝手強引にやるんでしょ…」


ベッドで裸で抱き合ってるなんて…


「……若葉のおっぱいすげぇ触りたい」

「だーめ!」

「でも、触ったら絶対若葉可愛い反応するし…そしたら襲いたくなるから我慢する…早く寝ないと明日の授業起きてられないからな」

「え?授業の為に寝るの!?」

「若葉が言ったんだろ!先生に失礼だって…だから俺は今日は早く寝るんだ!」


ちゃんと私が言った事聞いてくれてる…横暴でワガママ放題のお坊ちゃんだと思ってたけど意外な面たくさんあるなぁ。
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