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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆
朝からこんな事をしていたら大遅刻してしまい、二人揃って一時間目が終わった後に学校に到着した。
本当私何してるんだろう。
「若葉が遅刻するなんて珍しいねー」
「本当!虎之助様となーにしてたのかなぁ?」
「べ、別に…何も///」
「顔赤いよー?いいなぁ!あの虎之助様に攻められて嫌な気はしないでしょ?」
「違うもん!あたしは祐一君!」
って…あんなに好きだったのに祐一君の事少し忘れてた。
これは…違う!虎ちゃんがあんな事してくるからだ!
「もうあんな奴もういいじゃん!さっさと虎之助様のモノになっちゃいなよ」
「ならないもん…どうせ飽きたらぽいってされるのわかってるし…萌は祐一君とのこと応援してくれるでしょ!?」
「へ!?…う、うん…でも…虎之助君も悪い人じゃなさそうじゃない?」
「あの横暴っぷり見てなんて寛大な…」
「桜ちゃんに虎之助君の事聞いたんだー…あぁ見えて結構紳士的なところあって優しいって」
確かに紳士的なところあるなぁ…さっきも車乗るときに先に乗せてくれて、降りる時は手差し出してくれたり…しかも、自然にやってくれるからカッコ良く見えちゃっているのは本当。
「でも、杏は結翔様のほうが好き!一生好き!」
「もう杏は黙ってて!」
昨日から1日が濃いなぁ…