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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆
「ハァハァ…若葉!」
「…ふえ……虎ちゃん…?ウソ…どうして…?」
「成瀬…なんだよ?邪魔すんなよ…」
虎ちゃんは駆け寄ってきて祐一君を私から引き離した。
「…こんなキタねぇ場所で若葉に触ってんじゃねぇよ」
そう言って私を立たせてくれる。
立たせてくれるけど足に力が入らなくてその場に座り込んでしまう。
「若葉と付き合ってんのは俺だぞ?邪魔してんじゃねぇよ!」
「ハッ…虎ちゃんッ…」
祐一君が虎ちゃんに殴りかかって、私は目を塞いだ。