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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆
虎ちゃんはものすごく心配性なのか強引にお医者さんを呼んで、診てもらうことになった。
ここでは掛かり付けのお医者さんがいてわざわざ来てくれる。
「…内出血してるようですが、大丈夫ですよ、心配ありませんよ」
お医者さんはにっこりしてそう言った。
「すいません…たいしたことないのに呼んでしまって…」
「いえいえ、お腹への衝撃で大事な臓器に何かあると危険ですから…お坊ちゃまが心配されるのも無理ありませんよ。お坊ちゃまの為ならいつでも駆けつけます」
「もうお坊ちゃまって歳じゃねぇよ…」
「私にとってはいつまでもお坊ちゃまはお坊ちゃまですよ…しかし、お坊ちゃまにも大事な女性が出来たんですね」
「へ///あ、あたし…そんな…」
「あぁ!すげぇ大事にしてる!」
…恥ずかしい///
お医者さんはなんだか嬉しそうだった。
虎ちゃんも結構色んな人から愛されてるなぁ…