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僕たちの大切な人
第2章 わがままプリンス☆
「春頃に結翔の家のメイドが仕事を持て余してるって聞いて、結翔の家のメイド奪って結翔の事困らせてやろうと思ったのに突然桜と結婚しただろ?」
「虎ちゃん…成瀬君にかまってほしかったんだね…」
「そうじゃねぇよ!結翔を困らせんのが好きなんだよ!やっぱり一番てっとり早く困らせられるのは同じ学校に入る事だと思って転校したんだ。そこでクラスメートの名簿事前に見せてもらった。」
何で学校も虎ちゃんに個人情報見せるの!?そんなに虎ちゃん偉いの!?
「先に名簿見ておいて正解だったぞ!写真だけで一目惚れ!育ちも悪くねぇし、父親もうちの会社のエリートでたまたま一回会ったことあったし運命だと思った!」
「もしかして転入初日の時…クラスであたしの事探してたの?」
「あぁ!速攻見つけた!」
「…あたし絶対関わりたくないって思ってた」
「関わって良かっただろ?」
虎ちゃんにギュッと抱き付く。
「…うん」
虎ちゃん良い匂い…