この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
僕たちの大切な人
第3章 愛の手

また待ってでも結翔様と初体験しないとなんて意気込んでいたのも束の間。


結翔様は結婚してしまい、結翔様のエッチタイムはなくなってしまった。


結翔様ファンはそれをちゃんと理解しなければいけないという暗黙のルールがあって、仕方なくその事実を受け止めた。


そして、いつの間にか仲の良い萌は幼なじみの吉野と付き合うようになって、男の趣味の悪い若葉も嵐のようにやってきた結翔様の従兄弟の虎之助様に気に入られて付き合う事になっていた。


私の王子様は結翔様だけだと思ってたけど、周りがみんな付き合ってしまうとさすがに焦る。


結翔様には全然適わないけど、急いで顔で選んで何人か付き合ってはみるものの…少し触られただけでも何故か悪寒がしてしまって…誰とも続かなかった。


「杏、また別れたんだって?まだ付き合って三日目なのに…」

「だって!手掴まれたらね!鳥肌がぞぞぉって…あの人運命の人じゃないのー!」

「またー?成瀬君と虎ちゃんは平気なんでしょ?」

「え?マジで?その二人大丈夫なら俺も平気だろ!」


近くにいて話を聞いてた吉野が肩を組んできた。


「ファッ!?やあぁッ!」


鳥肌全開!


「バカ大貴!やめなさい!」


吉野はパッとすぐにやめてくれた。


「わり!何!?成瀬家限定かよ!?」

「ううぅ…」


顔は関係ないのかな…吉野も結構イケメンの方だけど無理って…。


「昔から?若葉、中学の時から知ってるでしょ?」

「え?中学女の子しかいなかったから知らないよ?小学生の時から?」

「わかんない…お父さんと弟も大丈夫だよ?」


何でだろう…?

うちの学校は中学は男女別々の校舎になっていて高校から共学になっていた。

若葉とは中学からの仲で、萌は高校からうちの学校に入学したので高校生になってから仲良くなった。


小学生の時…ウーン…。


高学年の時は男子が大嫌いだった。


もっと前の事…なんでだろう?


覚えてない…四年生くらいだったら覚えてそうなものなのに…。
/193ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ