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僕たちの大切な人
第3章 愛の手
今日の放課後は暇だっと。
昨日別れちゃったばっかだし、みんな放課後デートだし…。
私もラブラブの放課後過ごしたいのにー…
仕方なく家に帰って弟の理人(マサト)ことまさ君の部屋に面白い漫画でも借りに行く。
ガチャッ
「おい、こら杏!勝手に入んなよ!」
「あれ?まさ君帰ってたの?」
入るとまさ君とまさ君のお友達がいた。
まさ君のお友達には珍しく、黒縁眼鏡をかけた真面目そうな子だった。
目が合うとペコと頭を下げてくれる。
同じ学校の制服を着ていた。
まさ君は1歳下なので同じ歳かな?
「こんにちわぁ、まさ君がいつもお世話になってますー!」
「あ…こ、こちらこそ…///理人と同級の本田一馬(ホンダ カズマ)です…」
「一馬君!可愛いー!よろしくねー!」
一馬君は女の子慣れしてないのか俯いて、目を泳がせながらも挨拶をしてくれた。
1歳下であんまり歳変わらないけど可愛いー!
「杏、早くでてけよ!」
「まさ君冷たい!ばかぁ!漫画借りに来たんですー!……あぁ!このゲームやってるのー!?昔まさ君といっぱい遊んだやつだぁ」
二人がやっていたゲームが目に飛び込んで、二人の間に座った。