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僕たちの大切な人
第3章 愛の手
一馬君をぽけーっと見てしまう。
あれ?一馬君と会った事ある…?
「…杏?あのさ…杏が良いなら良いんだけど…この格好恥ずかしくない?」
「ほへ?あ///そっか…こんな密着してたらいちゃいちゃしてるみたいだよね」
一馬君の上から降りた。
まさ君だったら速攻下ろされてたけど、一馬君は優しいなぁ…
「……あの、一馬君前に会った事ある?」
「………ないよ?」
「なんか会った事あるような気がするんですけどぉ!」
「同じ学校に通ってるんだし、どこかですれ違ったりした事くらいはあったんじゃない?」
「そうかなぁ…?まぁいっか!」
そう言うと一馬君はにこにこ笑ってくれた。
「あ!うぅー!なんか無性に一馬君にギューッてしたくなっちゃったぁ」
「ぷっ…急にそんな衝動にかられることあるんだ?」
「だってぇ!一馬君に抱きついた時なんだか心地良かったんだもんー」
「そうなんだ?いいよ。はい」
一馬君からギュッてしてくれる。
「……はぁ…やっぱり一馬君良い匂いするー…安心する」
「俺香水付けてないよ?」
「香水の匂いじゃないの!一馬君の匂いかなぁ…ねぇ?一馬君彼女いるー?」
「それこの状況で聞く質問?彼女いたらこんな事しないよ」
「ふふッ…よかったー!」
まさ君いないから抱きつき放題だぁ。