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DOLL
第2章 お市の場合―戦国の夢―
兄は中指を、ゆっくりと割れ目の中に沈めていった。

「…ぁっ…」

くぷっ!

十分に蜜をたたえていたそこは、兄の指を殆ど抵抗も無く受け入れてしまった。

立体的で複雑な肉のヒダが指にまとわりついてきた。

「ほう…。」

兄は口元だけで少し笑うと、少しだけ関節曲げて入口から少し奥のあたりを擦り始めた。

「…ぁん…ぁ…」

お市は眉間に皺を作り、声が漏れそうになるのを必死に耐えている。

指は直ぐに硬くてザラザラした部分を膣内で見つけ、その部分を重点的に責め始めた。

「…あっ…お兄様…!」

激しい快楽に、お市の目が大きく見開かれる。

「なんだ?」

兄はニヤリと笑って、その部分を責め続けた。

お市は必死に声を殺して耐えていた。


兄にはしたないと思われたくない…
そして、もし外に自分の声が聞こえてしまったら…

お市は口をパクパクさせながら、声にならない声を上げた。
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