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DOLL
第2章 お市の場合―戦国の夢―
腕の中で激しく息をする妹が、潤んだ瞳で自分をじっと見つめてくる。


「どうした?そんなに良かったか?」

ニヤリと笑って、帯に手をかけると、そのままスルスルスルっと器用に解いて、あっという間に着物を脱がされてしまった。

兄は一旦私のの身体から離れると、背を向けて立ち上がり、自分の着物を脱ぎ始めた。

細身ながら一切無駄のない靭やかで美しい身体。
思わず見とれてしまった。

しかし、くるっとこちらを振り向いた兄の股関は、猛々しく熱り立っていて、お市は恥ずかしくなって目を反らした。


兄は、そのまま無言で私の膝の下に手を入れると、グイッと高く持ち上げた。

ぐっしょりと濡れそぼったその部分が露になる。

外から心地良い春風が、桜の花弁とともに舞い込んできた。
熱っぽく熟れたお市の秘所を、すうっと風が通る。
ひんやりとした感覚に、お市は割れ目をヒクヒクとさせてしまった。

兄はその様子を暫く観察するように見つめていたが、やがて自分のモノをのそヒクつくお市の割れ目に擦り付け始めた。

「…あっ!」

十分に愛液と馴染ませてから、兄は先を膣口にあてがい、ゆっくりと腰を落としていった。

「…くっ!あっ!!!」

初めての圧迫感だ。
お市は、眉間に皺を寄せながら、必死に耐えた。


兄は体重をかけて、一気に根元まで押し込んでしまった。

「あっ!!」
お市の短い叫び声が上がった。

「痛いか?」

「…い…いいえ。」

「そうか。」

お市の膣の中は想像以上だった。
複雑なヒダが絡み付いてき、適度に締め付けながら、奥へ奥へと誘うように吸い付いてくる。

「くっ…」
思わず、兄の眉間に皺が寄る。


果てそうになったのを堪えて、ゆっくり腰を動かし始める。


十分に濡れたそこは兄が腰を動かす度に、淫らな水音が響いた。


グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…


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