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DOLL
第2章 お市の場合―戦国の夢―
淫らな水音は、より激しさを増した。
リズミカルに音を刻む。

「あぐっ…!あっ!!!んっ!!!」

腕の中で激しく悶える妹に、兄はギリギリの所で耐えていた。

「市…市…締め付けすぎだっ!お、お前と…お前と逝くぞ…」
お市への責めがより激しくなる。

気が狂いそうなほど、兄の責めははげしくなった。
身体を打ち付ける音が響く。

「んっー!あっ!!!ああっっ!!!」

お市は身体を弓なりに反られて、絶頂した。

「うっ!くっ…」

兄はその瞬間、膣内から陰茎を引き抜き、私の腹の上に白濁液をぶちまけた。



兄はすぐに私の腹の上の白濁液を拭ってくれた。
そして、私の耳元に顔を寄せて、

「市…。今、お前の嫁ぎ先を決めたぞ。浅井に嫁げ。…良いな。」

「……」

「…市…分かったか?」


「…は…はい」
お市は消えそうな声でやっと答えた。


兄はあんなに熱っぽく、私を愛してくれていたのに…、一方で私の使い道を考えていたのかと思うと、悲しくもあり…そして、恐ろしくもある。

「泣くな…。」

兄の指が、お市の頬を濡らす涙を拭う。

「な…泣いてなど?!」

市の両目からは、無意識のうちに涙がこぼれていた。


「長政は良い男と聞く。お前は幸せになるだろう。」

「…そうでございましょうか…」

「そうだ。だから、今宵のことは一夜の夢と思い、俺のことは忘れろ。」

「…は…はい…」

お市の瞳から、大粒の涙がこぼれた。
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