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DOLL
第1章 和葉の場合―私は奴隷―
「やっとイッたか?」

「はぁ…はぁ…はぁ…はい…」
肩で息をする和葉に、非常な言葉が飛んでくる。

「何を休んでいる。やっさとやれ。」

「…はぁ…は…い…」


和葉は再びバイブを動かし始めた。
今度は奥に打ち付けるように力を込める。

「…ぃっ!あっ!!…んっくっ!」

先ほどと同じく片方の手で、クリトリスを捏ねている。
すると、和葉はすぐにビクンビクンと痙攣しだし、

「…ひぁ!…っん…ぁっ!…」

1回イッて敏感になった身体は、すぐに絶頂を迎えることができた。


「ほぅ。2回目は早かったな。だが、残念だ。今食べ終わった。」
そう言うと、康行は最後の煮物のひと切れを口の中に入れた。

「…ぁ…あ…」

和葉は床から立ち上がれない。

「おい!和葉にお仕置きだ。」

康行はベッドの脇に置いてある鈴を手に取り、チリンチリンと鳴らした。

「旦那様。お呼びでしょうか?」
お揃いの黒いスーツを着た男が2人、部屋に入って来た。
イッたばかりで真っ赤に上気していた和葉の顔が、サーっと青ざめる。

「和葉に仕置きだ。」

「はっ!」

「あっ!嫌!嫌っ!」

「先に行って準備しておけ。後で行く。」

「かしこまりました。」

「お願いっ!ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!」
泣き叫ぶ和葉を男たちは、引き摺るように部屋から連れて行った。
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