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恋する妻が母になって
第3章 全裸のウェディング
4年前、本当は悠には僕たち夫婦の約束は黙っている筈でした。しかしどうしても郁が悠に抱かれる姿を見たくて、郁を通じて悠に約束の存在を伝えました。その約束とは郁が悠に抱かれ付き合うことは許すけれど、同時に僕たち夫婦は絶対に別れないと誓ったことです。そしてそれを悠には伝えず、ずっと不倫だと思わせることでした。

悠は優しい男の子でした。郁と付き合うことをすごく嬉しく、誇らしく思っていた反面、僕に対する罪悪感がありました。付き合い身体を重ねる中で、郁は悠のその気持ちを痛い程感じていました。そして遂に郁が罪悪感に苛まれ、気持ちが爆発しました。

胸に手をあてて考えれば、僕の性癖に真面目な郁と悠を巻き込んでいたのです。すべての非は僕にあり、ついに悠に約束を伝えました。そして悠と郁、僕が新しい約束を交わしました。それは悠に好きな人ができれば郁は必ず身を引くこと、そして僕たち夫婦は決して別れないと決めたのです。その約束はずっと守られてきました。

それから2年近くなり、郁が妊娠しました。僕たちは危険日には避妊することを暗黙の了解にしていたので、妊娠は少し予想外でした。しかし僕たちはみんな、子供が生まれることを喜びました。

郁はO型で僕はA型、悠はAB型です。ヨウはA型なのでどちらの子供でもおかしくありませんがDNA検査はしていません。そしてヨウは母親に良く似た可愛らしい顔をしています。見方によって僕にも悠にも似ています。

ヨウが生まれてから、悠が夫婦のマンションに来ることが増えました。それは会社で昇進して忙しくなった僕の代わりに、ヨウの育児を手伝うためでもありました。実質的に僕の妻子にとって、悠は夫であり父でした。そして近所の人は悠のことを、郁の実弟だと思っています。ヨウの初めて覚えた言葉は「にいちゃ!」でした。

「約束はよくわかっています!」
悠が落ち着いた声で僕に語りかけました。郁も無言で深く頷いています。

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