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恋する妻が母になって
第2章 浮気じゃないよ…
それは初めて悠に抱かれる郁を見た日のことでした。と言っても直接ではなく、テレビ電話を通じてでした。郁は平日のその日、僕と一緒にマンションを出ると、朝から悠の部屋に行きました。僕は出社し打ち合わせを済ますと、営業先のアポ時間よりずっと早く会社を出ました。そして喫茶店に入り興奮に震えながら、郁の電話を待っていました。そしてスマホの画面越しにふたりの痴態を見て我慢できず、店のトイレに入りそのまま自分を慰めました。

「悠はあの後、なんか言ってた?」
「うん。ダーリン、ホントに怒ってないの?って」
愛しい妻が僕以外の男に抱かれる姿を見ながらのオナニーは、あまりに気持ち良すぎました。だからこそ射精後急に怖くなり、僕はテレビ電話を切ってしまいました。

「ゴメン。でもオナニーが気持ち良すぎて…」
「急に電話が切れたから、あたしもちょっと不安になっちゃった…」
郁も正直に気持ちを話してくれました。僕たちは抱き合いながら、話を続けました。それはこれからもずっと、悠がふたりの間に存在することを確かめるためでもありました。

「郁はどうだった…?」
「…興奮した、すごく」
何も隠さず、僕たちは話し続けました。そして郁は悠と違う、別の男のことも話しました。

「あのね、お兄に画面越しに見られて…思い出しちゃった」
「なにを?」
「悠の友達としたこと…」
それは郁が最後まで僕に隠していた秘密でした。

パート先で出会ってから、郁は少しずつ悠を好きになっていました。もちろん人妻として発展はあり得ないと思う反面、僕が煽るせいもありいつしかスキンシップが増えていました。初めて悠とセックスをしたあと、郁は抑えていた気持ちが止められなくなります。それは独身時代の恋する気持ちを、郁に思い出させました。恋人として悠に対し、望むことはなんでもしてあげたくなりました。悠が好きな気持ちが溢れ出て、ついに悠の友達ともセックスをします。恋する気持ちと同時に、郁は独身時代の奔放な性も思い出していました。

郁が悠に手を引かれ消えたあと、僕は湯船に浸かりながらこの4年を短く回想していました。そして夫婦の寝室で最愛の妻は、幼い息子が眠るすぐ横で若い恋人とセックスしています。僕は寝室を覗きたい欲望と、自分の性癖を後悔する気持ちの間に揺れていました。
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