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ハッテンlife
第8章 真剣交際宣言編
「お…俺は恩人である二宮課長を裏切ることになってるんだろーか」
「そんなことないよー」
ここは俺が頑張ってフォローしなくちゃ。
鍵を開けて家に入った。
「お帰り、悠真。昨夜近藤くん来たけど、なんかあったの?」
あ―ッ!!
近藤!!
すっかり忘れてた。家に来てくれるって言ってたのに。
怒ってるかなぁ…フォロー入れておかないと。
って今はそれどころじゃなかった。
父さんは、俺の後から猫背になって入ってきた古橋さんを見て、にこやかに笑った。
「あ、古橋送ってくれたんだ。朝から悪いね。もっとゆっくりしてくればよかったのに。返すの明日でよかったんだよ、どうせ休みだし。悠真は家にいても何もしないし」
明日でよかったの?相変わらず家ってゆるいね。
のほほーんとした口調で父さんは古橋さんのためにお茶を淹れている。「お、お、おかまいなくッ!」なんてガチガチに緊張した古橋さんがそれに返す。
俺は三人分のお茶をテーブルに置いた。
古橋さん、手がぶるぶる震えてる。飲めるのかなぁ、お茶。
それを横目で見ながら俺もお茶に口をつけ…でも飲み終わる前にむせそうになった。
「それにしても、よかったなぁ、悠真。念願の彼氏が出来てさぁ。古橋はいい男だし、父さんも嬉しいよ」
ぎりぎりで俺は堪えた。
でも隣で古橋さんがブハッと盛大にむせた。
「だ、大丈夫!?古橋さん…ッ」
背中をさする。でも俺も全然大丈夫じゃないし。
父さん、なぜ何も言わないのに彼氏だって…。しかも念願って…。
「そんなことないよー」
ここは俺が頑張ってフォローしなくちゃ。
鍵を開けて家に入った。
「お帰り、悠真。昨夜近藤くん来たけど、なんかあったの?」
あ―ッ!!
近藤!!
すっかり忘れてた。家に来てくれるって言ってたのに。
怒ってるかなぁ…フォロー入れておかないと。
って今はそれどころじゃなかった。
父さんは、俺の後から猫背になって入ってきた古橋さんを見て、にこやかに笑った。
「あ、古橋送ってくれたんだ。朝から悪いね。もっとゆっくりしてくればよかったのに。返すの明日でよかったんだよ、どうせ休みだし。悠真は家にいても何もしないし」
明日でよかったの?相変わらず家ってゆるいね。
のほほーんとした口調で父さんは古橋さんのためにお茶を淹れている。「お、お、おかまいなくッ!」なんてガチガチに緊張した古橋さんがそれに返す。
俺は三人分のお茶をテーブルに置いた。
古橋さん、手がぶるぶる震えてる。飲めるのかなぁ、お茶。
それを横目で見ながら俺もお茶に口をつけ…でも飲み終わる前にむせそうになった。
「それにしても、よかったなぁ、悠真。念願の彼氏が出来てさぁ。古橋はいい男だし、父さんも嬉しいよ」
ぎりぎりで俺は堪えた。
でも隣で古橋さんがブハッと盛大にむせた。
「だ、大丈夫!?古橋さん…ッ」
背中をさする。でも俺も全然大丈夫じゃないし。
父さん、なぜ何も言わないのに彼氏だって…。しかも念願って…。