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ハッテンlife
第9章 純愛交際編
泰三さんは清い交際をアピールしたいらしいんだけど、父さん的にはどうでもいいみたい。
女の子じゃないしね。

父さんってば、「お前は古橋の息子になるんだろ?」なんて気の早いこと言ってるしさ。
古橋家の子。つまり、養子縁組。
つまり、それは。

ぐふふふふ…ッ!

「どうした悠真?」
「だってだって、父さんってば俺のこと泰三さんちの子にしようなんて言ってるしッ!それってもう、やだぁーッ!」

照れちゃう照れちゃう…ッ!
って、朝から俺、テンション高すぎじゃね?
これじゃ引かれちゃうってば。

泰三さんはゆっくりと車を発進させた。
このゆるんだ顔どうにかしないと。せっかくのデートなのに。

気合を入れて、テンションを落ち着かせようと努力してみる。
なのに、泰三さんってば俺の努力をぶち壊すようなことばかり言う。

「それ、もちろん考えてる。いや…お前が形にもっとこだわるなら、海外でも…」

ドキンッ!
心臓がますます跳ねあがっちゃうし。

泰三さんは真剣な眼差しで、あえて俺の方は見ないまま続ける。

「こないだお前の父さんとも話した。お前の人生に責任持ちたい。俺の人生もお前に預けたい…って、こんな話…高校生には重たいか」

最後は自嘲気味に終わらせた。

重たいか重たくないかって言われたら、そりゃ重たいよ。
ゲイのカップルにとって、養子縁組は結婚と同じ意味を持つらしい。その話の流れで海外ってことは、同性婚が認められている国で…ってことだよね。

俺、さりげなく今…プロポーズされてるんだ。
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