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ハッテンlife
第9章 純愛交際編
☆★☆
「お前な、「やりてぇー」はないだろ」
「あ…あはは」
ジェットコースターとは恐ろしいものです。恐怖のあまり、本音が出ます。
乙女ブリッコも台無しッス。
上から急降下して、グルングルンと高速回転始めた時に、俺は何度も本音を絶叫。
でも後ろのオッサンは「死ねバカヤローォォッ」って言ってたから、俺の方が健全じゃね?
「…観覧車って、気分でもないか」
デートの定番、観覧車を素通りしようとする泰三さん。
うぅー…ッ!言いたいけど、言えない。
「どうした?」
うぅー…。泰三さんの服の裾を軽く掴んだ。
「どうした?」
「…観覧車、乗りたいです」
一気に妄想がぶわっと広がって、顔真っ赤。
もう何考えてんのかバレちゃうじゃん。
「…エロガキ」
泰三さんまで顔真っ赤にして、頭をクシャっと撫でてくれた。
「言っておくけど、ヤらねーぞ」
「…わかって…ます…」
うわーん。泣きたい。エロガキってバレちゃ…って、とっくにバレてるか。
今さらだね、うん。
開き直って行こう。
周りは女連れのカップルばかりだったけど、ラブラブホモップルの俺らは怯まずにGo!