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ハッテンlife
第11章 School life編
☆★☆
「買ってきたよー」
姫野から頼まれたヨーグルトや牛乳をテーブルに置くと、姫野はそれを無言でビーカーに入れる。
俺にはよくわからない液体を混ぜ混ぜし始めた。
今日は自前美顔パックを作るようです。
姫野…エロから180度方向転換。美に目覚めたようです。素晴らしいッ!それでこそ未来の天才科学者だよ。
相変わらず、姫野はもっさりとしたヅラに眼鏡で変装している。
でも前よりも浮き浮きしているように見えるのはなんでだろ。
ハッテン場デビューでなんかいいことあったのかな。
「それ、出来あがったら俺にもちょーだい」
「君がいくらパックしたところで、元々の顔の造作は変わらないよ」
「失礼な。泰三さんは世界一可愛いって言ってくれてるんだよ!」
そうは言っても乙女男子としては、もっともっと可愛くなりたいじゃん。
「そうだね。二宮くんは可愛いね。顔じゃなくて身体がね」
フッと苦笑いを浮かべながら?(ヅラと眼鏡のせいで顔の表情がわかりづらい)姫野は俺に昨日作った乳首用美容液をくれた。
これは乳首をピンク色でプルンプルンにする効果があるようです。
ますます泰三さんを俺の虜にしなければ。フフフ。
「二宮くん、あのおじさんのどこがいいの?」
「おじさん言うな。まだ26歳だもん」
歳の差は十歳。
このくらい離れてると包容力がハンパないんだよねー。頼れるし。
「ところで姫野。そろそろあの動画消してくれない?俺だけじゃなく、彼にも迷惑かけちゃうからさー」