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ハッテンlife
第1章 ハッテン場デビュー編
「お前は古橋さんのだろ!?」

金髪が怒鳴る。その言葉に「ほえ?」と間抜けな返事しか出来なかった。

「どゆこと?それ」
「古橋さんが、言ったんだよッ!あれは俺のだから、モーションかけられても絶対手を出すなって!」

は?
俺が古橋さんのもの?つまり、恋人って意味だよね?
でも、古橋さんlineも返してくれないし、付き合おうとか言われてないし…。

「手を出したら殺すって。あの人、この世界じゃ幅利かせてるから、他のハッテン場行っても誰もお前の相手しないと思うよ」

そう言い残して、逃げるように金髪は去る。

「お前ーッ!まさかあの子と…!」
「襲われそうになったけど、ヤッてねーよ!断じてなんもしてねーよッ!」

背後で金髪がおっさんに責められてたけれど、俺は金髪を庇おうとも思わなかった。
どういうこと…?古橋さん…?



「…もうここには来るな」

頭上から振ってきた声は、待ち望んでいた古橋さんのもの。
タオルでもっこりしたチンコを隠し、露天風呂の前で仁王立ちをしていた。

「なんで…?そんなにもっこりしてるのに!」

チンコは俺を呼んでいるのに、目が拒否してる。

「お前はまだ若い。ホモの世界に染まるのは早すぎる」
「なんでだよ?俺の歳が問題なの?それとも俺が父さんの息子だから?」
「両方だよ!二宮課長は高校中退した俺が今の会社勤めてから、なにかと庇ってくれた人なんだ。そんな恩人の息子に手なんか出せねーよッ!しかもお前歳サバ読んでただろ!?二宮課長の息子ってこーこーせいだろーがッ!」




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